たまの休日に


久々に、ある人のブログを読んだ。
もう放置されて久しく、定期的に巡回しているわけでも無い。今日そこに行きついたのは、単純な理由。ヒッキー的心性に拍車がかかっている昨今の私は、今日も今日とてその本性を出し惜しみもせずPCの前に座り続けていた。そのマウスをあやつる手の赴くままにブックマークを渉猟していて、近頃より付いていないページがあることに気が付き、クリックしただけ。



正直、幸せだった。
管理人が幸せに感じていることを感じるままに書いている記述が多いブログだったからだろう。
涙が出そうになった。
幸せな気分と、失ったものの大きさとの板ばさみに、久しぶりに頭が切り崩されていく感覚を味わった。
毎日のようにそのブログをチェックしていたころ、私は確かに幸せだった。
今の私は、当時の自分のように、自分が幸せであることを口に出来るという状態ではない。不幸だ、という気はないし、別に不幸な境遇でもないのだが、幸せではないだろう。不幸でない、と、幸せ、の間には、けっこう深い川が流れているはずだ。



私が自分の幸せを実感できなくなってからだいぶ経つが、今のところ、また幸せを実感できる日々が来るという見込みは無い。過去に捉われているからでもあるのだろうし、先を見通せない、もしくは自ら将来を作っていかれない愚物であるせいもあるのだろう。
戻ってこない幸せを引きこもりながら待っている自分の姿は、唾棄すべきものなのだろう。でも、そんな自分でしかいられない現実に、私は立ち尽くしてしまっている。