眠い


要するに、新しいキーボードに手を慣れさせるための訓練として、更新を無理やり続けているわけだが、今日はおかげでえらく眠かった。
このところ、我が社は特に関東圏内で傍目にも明らかな人員不足を来たしていて、社員たちが過重労働にさらされている。会社が人員不足を放置しているわけではなく、募集はかけているのだが、なかなか応募がないらしい。確かに、私が所属している事務所に、履歴書や業務経歴書が届いたという話は聞かない。
そのため、一日の仕事量が多く、帰宅が11時前になることが少ない状況が続いている。
にもかかわらず、たまの休みに衝動買いしたキーボードのために寝不足を助長させ自爆するのも、なんとも芸の無い話だ。
特に昼時を過ぎたあたり、2時から4時の間が地獄。電話などしている間はいいのだが、地味な書類チェックなどをしていると、ふと意識が飛んでいる。まあ、前職ではそれを運転中にやっていたのだから、それに比べれば平和な話だといえなくもない。
その地獄の時間を過ぎると、今度は頭痛に襲われる。これも定番だから、慣れはあるものの、不快感がそれで減るわけではない。今日はコーヒーで無理やり意識を保とうとしていたから、途中からは胃が反乱を起こして吐き気にまで襲われるようになった。



私はどうも寝るのが下手で、いつも夜更かしの誘惑に負けて、翌日後悔と眠気の高波に翻弄されることになる。
といって寝つきが悪い方ではない。
ベッドに入ればすぐ眠ってしまうし、特定の場所では無敵の速さを誇る。
電車内だ。
普通に片手でつり革につかまっただけの状態で郊外線の5駅くらいは寝て過ごせるし、座ってしまえば一駅過ぎる間には完全に意識を失っている。
それでいて、酒が入らない限りは、寝過ごすことも無い。
ただ、初めて乗る路線だったりすると危険。以前一度だけ、初めて乗る朝の西武池袋線でやらかした記憶がある。気付いたら快速の一駅を乗り過ごしていた。
酒が入ると乗り過ごしをよくやる。一駅乗り過ごす程度ならかわいいものだからいいが、都心まで出たあたりで気づき、少しの間呆然としてから乗り換えることがままある。終電間近でこれをやると非常に危険なので、そういう場合は空いていても立つようにしている。



今日は別に結論は無い。
仕事中、やたら眠かったなあ、という、それだけの話。


休日は、10時間たたずに起きることはまず無い。14時間くらいは当たり前の世界。平日の3倍近く眠れることになる。
毎週末泊まりに来てくれるような彼女がいた時期は、向こうが起きれば自分も起きるようにしていたからそうでもなかったが、そんな色気が完全に消え去って久しい現在、私の睡眠を妨げるのは、無粋にも休日を平気で踏み潰してかかってくる仕事の電話だけ。
それだけ眠るとかえって眠くなるものらしく、起きて数時間もすると強烈な眠気に襲われ、うっかりそれに身を委ねると、夜になって意識が戻り、焦ることになる。家事労働が終わる前に眠ってしまえば、貴重な休日の家事時間を放棄してしまったことになるし、翌日の仕事のことを考えると、まずいつもの就寝時間になっても眠れなくなっているだろうことが、かなりの重圧になってくる。ああ、明日の仕事時間は地獄だ、と。
さらにいえば、そういう日の翌日は案外乗り切れてしまう場合が多く、そのさらに次の日が真の地獄になる場合が多い。なぜか、睡眠不足はタイムラグをもって体を襲ってくる。



などと書いている時間があったら眠ってしまえばいいわけで。
というわけで、そうすることにする。