2005-10-21から1日間の記事一覧

ティベリウスその4

引きこもり、そして老いたとはいえ、ティベリウスの統治者としての感覚は衰えていなかった。 セイアヌス粛清劇などは、タキトゥスに陰険だとののしられようが、鮮やかな手並みだった。 衰えがあったとすれば、それは彼の人間というものに対する寛容さだった…